ヒートアイランド現象に新たな対応策~デコマシートの活用

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%e3%83%87%e3%82%b3%e3%83%9e%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%88 ヒートアイランド現象が問題となっている。都心部の地面のほとんどは、アスファルトの道路やコンクリートで覆われている。これらアスファルトやコンクリートは熱をため込み、熱を発し続ける。駐車場などの広いコンクリートの場所などでは熱気が上がってきて耐えられない状況になる。アスファルト道路などは、あまりに熱くなると、靴底の素材によっては溶け出してしまう。

 一つの方法として、デコマシートがある。これはコンクリートやアスファルトの表面化粧用の転着シートだ。コンクリートブロックなどを製造する際に型枠に取りつけ、化粧ブロックにするものだ。簡単に言えば、コンクリートやアスファルトが固まる前に転着シートを貼り付けると、簡単に小石に覆われたコーティングができるのだ。

 コンクリートやアスファルトは見た目にも素っ気ない。このデコマシートを使うと、自然と調和した雰囲気のある見違えるものになる。素っ気ないコンクリートブロックが簡単に美しい小石の層に覆われた化粧ブロックに早変わりするのだ。この工法を開発してきたのは四日市市にある株式会社シンセイ。長年の期間を経て独自の技術を開発してきた。このデコマシートは現在は日本ではシンセイだけが製造しているという。中小企業の未来に通用する技術だ。

 これまではこのデコマシートは「化粧用」であったが、それに新たな機能を付加する試みがなされている。一つはヒートアイランド対応型デコマシートの開発だ。デコマシートの小石を熱吸収の低い白い石にしたり、熱を吸収しにくい珊瑚クズなどを使うと、それに覆われたコンクリートやアスファルトが熱くなりにくくなる。また、保水力が上がるので、雨の後、徐々に水が蒸発するので、熱くなりにくい。水たまりができにくいこともプラス要素だ。駐車場などでこれを活用するとかなり温度を下げることができる。美的にもグレードアップされた環境対策になる。

 さらに小石に蓄光石を混ぜる試みもある。シンセイは蓄光剤の開発も行っており、その応用製品だ。蓄光石は昼間に太陽の光を蓄積し、夜に光を放つ。それが歩道にあれば真っ暗闇でも道が分かることになる。電力が全く必要がないので災害時にも機能する。

 こうした技術が本格的に社会に普及すれば、環境や防災の面で大きな改善になるだろう。まだ世の中に十分知られている状況ではないが、注目される社会貢献型の技術といえる。

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